日本のカジノ候補地は大阪がトップを独走?

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Osaka Top

カジノ法案が話題になった当初から大阪府はIR候補地として名乗りを上げており、自他ともに認める最有力候補地でもあります。

2025年に開催が予定されている万博とIRをセットで誘致するために積極的に活動を行い、万博開催地として選出された大阪としては、残るIR誘致についてもさらに注力していくことは間違いないでしょう。

大阪が掲げるIRは最先端技術を駆使し、環境に優しく快適に過ごせる「スマートIRシティ」を目指しており、未来都市を思わせるIRを実現しようとしています。

しかし、ここに来て最大のライバルとも言える横浜市がIR誘致を正式表明、大阪がトップを独走していたIR誘致レースの様相が変わってきたとも言われていますが、実際のところ大阪が候補地として選ばれる可能性がどのくらい残されているのでしょうか。

ここでは、カジノ候補地の有力候補であり、現在も誘致に向けて活発な動きを見せている大阪の動向についてお伝えします。

大阪が日本初のIR成功例になり得る理由とは

大阪がIR候補地として有力だと言われているのは、大阪府と大阪市が積極的に誘致活動を進めているからだけでなく、大阪ならではの地の利があることも大きな理由です。

・エンターテイメント施設との連携が取れる

大阪にはユニバーサルスタジオジャパン(USJ)がありますが、IR候補地の夢洲とUSJは車で10分ほどの距離です。
シンガポールにはすでにマリーナベイサンズというIRがありますが、ここはカジノ一色ではなくどちらかと言えばエンターテイメント色の強い施設で、これが成功要因だとも言われています。
大阪の夢洲にIRが建設されたとすれば、USJを含むベイエリア一帯を一大エンターテイメントエリアとしてアピールすることができ、カジノに対してマイナスイメージを持っている人にも受け入れてもらいやすいと考えられます。

・関西国際空港へのアクセスが容易

現時点で夢洲への交通インフラは整備されていないため、関西空港から夢洲までの正確な所要時間は不明ですが、すぐ近くのUSJまでは関西空港からのリムジンバスがあり所要時間は約70分、電車の場合は乗り継ぎがあるものの所要時間60分~70分ほどなので海外からの観光客も容易にアクセスできます。
IR建設後は夢洲まで電車が延伸される、あるいはリムジンバスの路線が新設されると考えられるため、関西空港からのアクセスに加えて、大阪中心部にも気軽に出かけられるようになりそうです。

・外国人の集客力が高い

海外から大阪を訪れる外国人は2013年で263万人でしたが2017年には1111万人と大幅増、訪日観光客の3人に1人ほどが大阪を訪れているという計算になります。
コロナウィルスの感染拡大で大阪の経済は大きな打撃を受けましたが、これは裏を返せばインバウンドの集客力が高いということです。
カジノができれば、これまで買い物目当てで大阪を訪れていた外国人観光客がIR施設にも立ち寄るという流れが期待できます。

・関西一円の観光地への所要時間が短い

大阪周辺には京都、奈良、神戸といった観光地があり、それぞれへの所要時間は電車や車で1時間弱です。
大阪を拠点に関西一円の観光地を巡るといった滞在も可能で、京都や奈良、神戸は外国人観光客にも人気が高いため、大阪にIRが建設されれば周辺の観光収入増加も見込めます。

・インバウンドで人気の高い飲食店が充実

食い倒れの街とも呼ばれる大阪は、日本人だけでなく外国人にも人気のある飲食店が充実しています。
キタやミナミなど大阪の中心部には飲食店街が多数あり、それぞれに特色を持った店舗があるため、様々なタイプの外国人観光客の需要を満たすことができるでしょう。

大阪へのIR誘致で懸念される問題点

大阪の独走態勢と言われていたIR誘致合戦ですが、そこに横浜が入ってきて少し様変わりしたと言われています。

その理由は、大阪のIRに参画すると言われていた事業者の多くが横浜IRにシフトしていったからで、大阪のIR事業者公募に応募したのはMGMリゾーツ、オリックスの共同体1チームのみとなり、IR誘致に成功した場合はMGMとオリックスが運営に当たることは決定です。

大阪のIR参画を前向きに検討していた事業者が横浜にシフトしたのは、大阪よりも東京に近い横浜の方が事業としてのうまみがある、当初から大阪のIRはMGMで決まりと言われていたことが理由でしょう。

また、事実上の1社独占体制となったことで、事業者と行政のパワーバランスが崩れてしまうのではという懸念もあります。

競合がいれば事業者ごとの提案や価格を比較して検討することも可能ですが、1社独占では代替案が出てくることもなく事業者の言いなりという形にもなりかねません。

また、夢洲への交通アクセスは現時点で整備されていないため、多額の税金を投入してインフラを整える必要がありますが、夢洲は埋め立て地でもあるため災害リスクを検討する必要もあります。

2025年の万博誘致に成功し、次はIR誘致に向けて意気揚々と動き出した大阪ですが、事業者の選定段階で躓きを見せたという声もあります。

また、コロナの影響で万博が2025年に開催できるのかを危ぶむ声もあり、もし万博が中止、或いは延期となった時にIR誘致にも影響を及ぼすことは間違いないでしょう。

大阪でのカジノ開業は2025年の万博以降

IRの開業は当初2025年の万博に合わせてというものでした。

これは、大阪万博との相乗効果を狙ったものですが、現時点では2025年の全面開業は難しいと言わざるを得ません。

そのため、スケジュールの見直しが行われ、2026年末までの全面開業と改められましたが、間に合うのであれば万博前の一部開業も視野に入れているようです。

カジノについては万博以降を予定しているとのことなので、早くても2025年後半と考えられます。

この点については、IRの開業が2020年代後半となる横浜よりリードしていると言えますが、既にある施設を活用することで開業までの時間を短縮可能な横浜に比べて、大阪の夢洲は整備に時間がかかることも事実なので、横浜のIR誘致表明が大阪の一人勝ち状態に待ったをかけたことは間違いなさそうです。

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